ターンがズレる。その原因は色々です。

テクニック

ターンがズレる。その原因、一つじゃないと思います。


「ターンがズレる」という悩みは、中級者の壁として本当によく聞きます。

僕もずっとそうでした。なんとなくターンはできている。でも後半になるとズレる。スピードが出るとズレる。何が原因なのかわからないまま、同じ滑りを繰り返していた。

調べると「重心が後ろにある」とか「エッジが立っていない」とか、色々な説明が出てきます。でも正直、「これが唯一の原因だ」とは言い切れないと思っています。ターンのズレは、複数の原因が絡み合っていることがほとんどです。

今回は、ターンがズレる原因として考えられることを6つ挙げます。自分に当てはまるものを探してみてください。


原因1:重心が後ろに乗っている

最もよく言われる原因です。

スピードが出てきた時や斜度が増してきた時、人間は本能的に怖くて後ろに引けます。重心が後足に乗ると、前足でエッジをコントロールできなくなり、板の後半がズレやすくなります。

確認方法:
ターンの後半に「前足のつま先に体重が乗っている感覚があるか」を意識してみてください。後ろに引けている時は、前足が軽くなっています。


原因2:ターンの切り替えが早すぎる

ターンが完結する前に次のターンに入ってしまうと、エッジが十分に雪を捉える前に切り替わるのでズレます。

焦りや恐怖から来ることが多いです。「早く切り替えないと」という意識が強すぎると、ターンの弧が浅くなってズレにつながります。

確認方法:
意識的にターンをゆっくり、大きく描いてみてください。「もう少し続けられるな」と思うくらいのタイミングで切り替える感覚をつかむと、ズレが減ることがあります。


原因3:上体が板の向きについていっていない

板は回っているのに、上体(肩・腰)が遅れてついてくる状態です。いわゆる「上下の分離ができていない」という状態で、上体と下半身がバラバラに動くと板をコントロールしにくくなります。

確認方法:
滑走中の自分を横から撮影してもらうと、肩の向きと板の向きのずれが一目でわかります。


原因4:エッジングの圧力が弱い

エッジを立てていても、雪面への圧力が弱いとグリップが効きません。板を雪面に対して「押し込む」意識が必要です。

特に雪が硬い日や、スピードが速い状況ではエッジへの圧力が重要になります。「エッジを立てる」だけでなく「エッジを踏み込む」という感覚の違いを意識してみてください。

確認方法:
ターンの中盤から後半にかけて、足の裏で雪を「踏んでいる」感覚があるかを確認する。軽く乗っているだけの場合はズレやすいです。


原因5:視線が下を向いている

目線が足元や板の近くに向いていると、次のターンへの準備が遅れます。視線が遅れると身体の動きも遅れ、ターンの切り替えがスムーズにいかなくなります。

初心者・中級者に非常に多いパターンです。怖いと自然に下を向いてしまいます。

確認方法:
ターン中に「少し先の雪面」を見るよう意識してみてください。慣れてくると、視線が上がることでターン全体のリズムが改善されることがあります。


原因6:ブーツやバインディングの設定が合っていない

意外と見落とされがちですが、道具の設定がズレの原因になることがあります。

ブーツが緩すぎると足首が固定されず、微妙なエッジ操作ができません。バインディングのアングル(角度)が自分の体型・滑り方に合っていないと、エッジをかける方向がずれます。

レンタルの道具を使っている場合は、ブーツのフィット感を最初に確認してください。ガバガバの状態で滑っていると、いくら技術を磨いてもズレは改善しにくいです。


まとめ:どれか一つではなく、組み合わさっていることが多い

ターンのズレは「これだけが原因」とは言い切れません。重心が後ろで、視線も下を向いていて、切り替えも早い、という状態が重なって起きていることがほとんどです。

一度に全部直そうとせず、「今日はこれだけを意識する」と一つに絞って練習する方が、体感として変化がわかりやすくなります。滑走日誌に「今日意識したこと・変わった感覚」を書き留めておくと、次回の練習に繋がります。

ユウタロウ


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