
転び方を知らないまま滑っていませんか?40代のための正しい転倒術
スノーボードを始める前に、転び方を教わりましたか。
おそらく、ほとんどの人が「No」だと思っています。滑り方は教わる。止まり方も教わる。でも転び方を最初に教わった人は、あまり多くないんじゃないかと思っています。
僕もそうでした。スクールで転倒について教わった記憶がない。気づいたら転んでいて、気づいたら手をついていました。
でも転び方には、正しいやり方があります。そして40代にとって、これを知っているかどうかは怪我のリスクに直結します。
なぜ40代は転倒で怪我をしやすいのか
20代と40代では、転倒した時の身体の反応が違います。
20代は転んだ瞬間に身体が勝手に受け身を取ります。長年の経験で身体に染み付いた反射です。でも40代は、その反射が鈍くなっています。転んだと気づいた時には、すでに手をついていた。そういうことが起きやすい。
さらに40代は骨密度が下がり始め、筋肉量も減ってきています。同じ転び方をしても、20代より怪我につながりやすい身体になっています。
だからこそ、転び方を「意識的に」覚えておく必要があります。
やってはいけない転び方
まず、絶対にやってはいけないことを覚えてください。
手をつくことです。
転倒した瞬間、人間は本能的に手を前に出します。でもスノーボードでこれをやると、手首に全体重が乗ります。手首の骨折は40代では治りが遅い。プロテクターをしていても、手をつく転び方は避けるべきです。
正しい転び方:2パターン
① 前に転ぶ時(トゥサイド転倒)
1. 手をつかない
2. 拳を握って腕を胸の前に引き寄せる
3. 膝から崩れるように前に倒れる
4. 肘・前腕・膝の順番で雪面に着く
5. 頭を上げたまま顎を引く
ポイントは「崩れるように」倒れることです。勢いよく前に倒れるのではなく、膝から順番に雪面に近づけていくイメージです。
② 後ろに転ぶ時(ヒールサイド転倒)
1. 手をつかない
2. 拳を握って腕を胸の前に引き寄せる
3. お尻から落ちるようにしゃがむ
4. お尻→背中の順番で雪面に着く
5. 頭を前に倒して後頭部を守る
後ろへの転倒で一番怖いのは後頭部を打つことです。顎を胸に引き寄せるように意識するだけで、頭を守れます。ヘルメットをかぶっていれば更に安心です。
転び方はゲレンデで練習できる
転び方は、頭で覚えるより身体で覚える方が大事です。
最初のシーズンに、緩やかな斜面で意図的に転ぶ練習をしてみてください。ゆっくりとした速度で、自分でコントロールしながら転ぶ。これをやっておくだけで、咄嗟の転倒でも身体が動きやすくなります。
恥ずかしいと思うかもしれません。でも転び方を練習している人を見て笑う人はいません。むしろ「わかってる人だ」と思われるんじゃないかと思っています。
プロテクターと組み合わせることが前提
正しい転び方を覚えることと、プロテクターをつけることはセットです。
どんなに正しい転び方をしても、予期せぬ転倒は起きます。手首・お尻・膝のプロテクターをつけた上で、正しい転び方を意識する。この両方があって初めて、40代の身体を守れます。
プロテクターについては別の記事で詳しく書いています。
まとめ
転び方を知っているかどうかは、スノーボードを続けられるかどうかに直結します。怪我で「もう滑れない」となるのが、40代にとって一番避けたい結末です。
手をつかない。崩れるように倒れる。頭を守る。この3つだけ覚えておいてください。
雪の上で転ぶことを、怖がらなくていいです。正しく転べれば、転倒は上達の一部になります。
ユウタロウ
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